ライフデザインモンスターゆうこです。
私は、キャリアアップを目指したい!子育てしながらでも自分の人生を諦めたくない!
そんな女性を応援しています。
子育てをしながら働くのであれば、考える時短勤務
今回は時短勤務を「利用するか」、利用する場合は「いつまで利用するか」についてご紹介します。
時短勤務とは
そもそも「時短勤務」とは何か。
1日の勤務を通常よりも短縮した働き方のことです。
子育てや介護などを理由にフルタイムで働くことが難しくなった人たちをサポートするために、
育児・介護休業法の改正により各事業主(会社)にこの「短時間勤務制度」が義務づけられました。
時短勤務の細かな要件については各会社に確認してみてください。
時短勤務の実態
産前産後休業・育児休業から復職して2年以内の20歳~49歳のワーキングママを対象にしたアンケートでは、
フルタイム勤務者81%、制度を利用した時短勤務者が19%でした。
(参考:株式会社マクロミルデータ)
また、58%の人が復帰3年以内に時短を解除したという結果がでています。
(参考:ベネッセコーポレーション2018年9月実施アンケート)
時短勤務をした体験談
私は2社で通算3年間時短勤務として働いた経験があります。
まず「キャリアアップをしたい!」「しっかりと稼ぎたい!」というような目標があり、
時短勤務を取らなくても生活できる環境があるならオススメしません。
私が時短勤務を利用した理由は子どもの送迎。
私は子どもが幼稚園の途中からフルタイムで働くことになりました。
当時通っていた幼稚園の保育時間は延長保育含めて朝8時~夜6時まで。
時短を利用しないと間に合わず時短勤務を利用しました。
当時の私は時短のデメリットを知らなかったというのもあります。
それでも今でも子どもの「幼稚園を卒園できてよかった」という声を聞くとこの選択しかなかったなと思うのも事実です。
■リストラ対象となった
最初に時短勤務をさせてもらった会社は本社の人事部が一括して採用を担当している会社のため
実際配属された先は営業事務の仕事であったため営業マンが帰社してから頼みたい仕事がたのめないことに不満を伝えられました。
結果として人員整理対象となりリストラとなりました。
■基本仕事量は変わらない
周りからは「早く帰れていいな」と言われることもありますが、
基本仕事量はフルタイムの方と変わりません。
終わらない仕事は自宅で行うこともあるし、いかに時間内に仕事を終わらせるかで必死です。
勤務時間中にタバコ休憩を度々とっている人より仕事をしている時間は長いと思いますが、もちろんお給料は減額されます。
■キャリア形成・昇給への影響
前述もしましたが、昇給・昇格には影響しました。
どんなに仕事で成果を出しても「頑張っているけど…」「同じように評価をしてあげたいけど時短だから…」と条件提示の際に毎回この言葉がでて悔しい思いを経験しました。
私はこの言葉がきっかけでもうお迎えの時間も時短をしなくても間に合う時間となっていたために家族とも相談して時短解除を決意しました。
収入が減るのに仕事が減らないからと非正規へ転換を考える人もいますが、将来の可能性を摘み取ってしまいかねないので慎重に判断してほしいです。
■肩身が狭い
「時短の人は羨ましい」「好きなだけ仕事ができていい」
フルタイムの人との溝ができてしまったり、責任ある仕事はできなかったりします。
悔しい思いを経験していても、時間で帰らせてもらっていることに周囲への感謝の気持ちは大切です。
2社目で担当した仕事はある程度自分でスケジュールを調整できる仕事のため終わらない分は持ち帰ることで誰かに迷惑をかけることもなく乗り越えることができました。
1社目のように「今」してほしい仕事が中心であったり、チームで行う仕事であったりした際は一緒に働く方の理解が相当必要になってくるかと思います。
■割り切ることも大切
とはいえ、どうしても「時短」を選択しなければいけないこともあると思います。
私もそうでしたが「割り切る」ということも大切です!
時短にしたくてしているわけじゃない
それでも悔しい経験をたくさんして、もう嫌だ!!と思った時にある方にかけられた言葉が
「子育てってとても生産性が高い仕事だと思う。
今育てた子どもたちが将来仕事をしていくことを考えたらその子どもたちを育てる仕事はとても意味があるものだと思わない?
そう考えたら毎日とても大切な仕事をしているよね」
同じように子どもを育てながら仕事をしてきた人だからこその言葉だったのかもしれません。
子育てしながら仕事をすることは私には変えられない環境です。
それからは「今できる範囲で精一杯やる」それだけを意識して過ごしました。
時短は解除した今も「元々時短だった」とその後のキャリア形成にも影響しているのは事実です。
しかし、変えられない環境に目をむけるのではなくこの経験もいつか役立つことがあるかもしれなく
今を精一杯やること、成果をしっかり出す姿勢を持つことを大切にしています。
ただ、3年時短を経験した今の私は、将来のことを考えるなら、なるべくフルタイム勤務で働くことをオススメします!
時短解除のメリット
■責任ある仕事ができる
■将来を見据えたキャリア形成ができる
フルタイム勤務で他の社員と同条件になれば、それなりに業務をこなさなくてはなりません。
それでも時短解除をしたからといって子どものお迎えのリミットがあることは変わらない人も多いのではないでしょうか。
限られた時間内に業務をこなす、終わらなければ時間を見つけてこなす。
しっかりと成果をだして認めてもらう必要があります。
それを行えるための環境や体制は整えておく必要があります。
■収入が増える
8時間働いていた人が1時間の時短で給与は8分の7。
フルタイムで約314万だった年収が、時短により約178万になったという試算もあります。
家計から140万消えるだけでなく、将来の厚生年金にも影響します。
■仕事のモチベーションがあがる
だんだんと働きやすい環境は整えられてきていますが、私が時短をしていた頃は時短であれば非正規社員雇用でした。
やっぱり時短を解除して一番感じることはやっとみんなと同じスタートラインに立てたということでした。
あとは自分次第だな!と…
今回は「時短勤務」についてご紹介しました。
時短勤務って「限られた時間で楽だな」と思われがちですが、多くのワ―ママたちは、その状況に甘んじることなく、限られた時間で仕事をこなすよう努力や工夫をしています。
今は大分、在宅でできる仕事・時間に融通が利く仕事も増えてきました。
「子育てで大変なのは今だけ」その時期を乗り越えれば自分のキャリアが見えてくると女性の強さが感じられますが、やはり女性がキャリアも子育ても諦めることない環境が整えられることを願います。
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